踏ん張れるのは人の温かさがあるから。
自分たちも子どもにとって温かい存在であり続けたい。
  • 社会福祉活動家紀 奈那さん
1995年、香川県生まれ。川崎医療福祉大学医療福祉学科卒。大学在学中に一般社団法人子どもソーシャルワークセンターつばさを立ち上げ、代表理事に。倉敷市美観地区の古家を事務所として借りて、倉敷市内で活動。小・中・高生の居場所づくりや子どもの貧困問題に取り組む。
 子どもたちが明るくなって笑って過ごせたり、お母さんが警戒心を解いて相談してくれたり。「そんな小さな幸せが、活動をやっていて良かったこと」と笑う。大学3年生のとき「倉敷トワイライトホーム」のボランティア活動を通して親の不在で夜まで家に一人きりの子どもを知った。一緒に宿題をして、遊んで、ご飯を作って食べる。「子どもが安心できる居場所を」と活動を継続し、運営する社団法人を設立。以来一貫して、駄菓子屋での世代を超えた交流活動や、行き場のない中高生を対象にした無料カフェでの相談活動など、子どもに寄り添い続ける。失敗しても若いからなんとかなる!大学卒業の際、就職せずに活動を続けることに不安はなかった。尊敬する看護師の母を2カ月かけて説得。父はしぶしぶ認めてくれた。5年たった今、活動に対する信頼や期待は高まり、個人での援助や善意の寄付は後を絶たない。「若い君らが頑張っているから自分も頑張れるわ」と応援してくれる人もいる。「倉敷の人がいつもすごく気にかけて、手を差し伸べてくれる。ここで踏ん張れるのは、人の温かさがあるから。自分たちも子どもにとって温かい存在であり続けたい」。半面、経済的に法人の運営は厳しい。倉敷の街を一緒に良くしていきたい。サポーター制度を導入し、企業からの支援を募る。
「子どもの居場所」づくりが活動の柱
移住理由
倉敷で法人を立ち上げたから
岡山のここが好き

①周りの人が温かく支えてくれる

②慕ってくれる子どもや仲間がいる

③共感力の高い人が多い

NANA KI
岡山たからもん
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