明治時代から作られとる岡山の白桃は、透き通るような白い皮が特徴なんよ。手でむけるぐらい柔らこうて、そのままかじって食べたら、ぼっけえ果汁にびっくりするで。全国でも珍しいきれいな白い皮は、一つひとつ袋を掛けて育てるからなんじゃ。白桃はいろいろな種類があって、6月中旬から9月下旬に出回るんよ。なかでも最高級品のイメージが定着している清水白桃はもんげえ甘くて、独特の香りがするんじゃ。いっぺん食べてみて。
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白桃娘
肌の白さが自慢で、見とれていると大きな頭を揺らしながら近づいてくる。