天平勝宝3年(751)、観音菩薩の厚い信仰者だった周防国(山口県)の玖珂庄の藤原皆足姫(みなたるひめ)が、金岡の郷に草庵を設けて千手観音を安置したのが、西大寺観音院の始まりとされとるんじゃ。境内には古い建築が多くてなぁ、石門・仁王門・三重塔・牛玉所殿・経蔵は必見じゃ。毎年2月第3土曜、厳冬の深夜に開催される西大寺会陽(さいだいじえよう)裸祭りは、日本三大奇祭のひとつで国指定重要無形民俗文化財。約1万人のまわし姿の男衆が国内外から集まるんよ。
105
はだかん衆
はだかに、まわし姿で御福(ごふく)を授かれるという伝説の宝木(しんぎ)を奪い合う熱い鬼たち。密集度合いが半端ない。