倉敷市児島の下津井沖で水揚げされる「下津井ダコ」は全国的に有名なんじゃ。11月はタコ漁の最盛期。秋から冬のタコは「寒ダコ」と呼ばれ、一年の中でも、もっとも身が締まり、旨味が凝縮されるんよ。保存食にはじまった干しダコも人気。食べ方は、水に2時間ほどもどし、柔らかくなったらトロ火で焼き、マヨネーズや醤油などをつけて食べると絶品で、お酒がすすむんよ。下津井地区じゃあ、どの港でもタコを干す姿が見られて、ここの風物誌じゃな。
110
下津井ダコラ
海から揚げられた様子で、風にフワフワと気持ち良さげに揺られている呑気な鬼。