昔むかし、江戸時代末期に一軒の「きびだんご屋」として、廣榮堂はスタートしたんじゃ。それから160年あまり、廣榮堂は創業の地・岡山で和菓子とその文化を発信し続けておるんよ。廣榮堂中納言本店は、江戸末期の安政3年(1856)、岡山城下町の中心へ続く山陽道(西国街道)に面した場所で創業した廣榮堂の本店なんじゃ。2019年12月に、旧店舗の佇まいを残した姿で立て替えをし、リニューアルOPENした新店舗は、木の温もりを感じることができる店内になっとってなぁ、様々なアート作品がありきびだんごなど和菓子の販売だけではなく、「廣榮堂茶房 ひねもす」という喫茶スペースがあるんじゃ。目の前で焼いた調布やどら焼き、淹れたてのコーヒーを味わうことができるんで。その他にも、茶室や新商品の開発を行う「ラボ」があり、「和菓子屋の本店」として食文化を発信する拠点となっているから一見の価値ありじゃ!400年の歴史を誇る岡山城と、日本三名園の一つ後楽園の近くにあるから、岡山に来た時は是非寄ってみてな!
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廣榮納言
廣榮堂中納言本店付近でよくお茶を楽しんでいる。焼きたての調布とどら焼きが大好物。