ある夜、巨岩から三つの火の玉が飛び出し、一つは近くの臥竜山中腹の臥龍稲荷神社奥宮へ、もう一つは西大寺の観音様へ、残りの一つは遠く牛窓へそれぞれ飛び去って行ったと伝えられており、火の玉が出た所は今でも、丸く日輪の形に残っとる。このようなことから古くから霊験あらたかな存在として崇められ、パワースポットとして、日々多くの参拝者が訪れとるんじゃ。境内から5分ほど山道を上がっていくと、霊岩から飛び出した火の玉が落ちた場所と言い伝えがある、臥龍稲荷神社奥宮はパワースポット。背後に岩壁がそびえ、奥宮もおかれた巨岩信仰の聖地じゃ。ここから瀬戸内海の景観も望めるで。
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豊玉姫
竜宮城の乙姫の化身と言われる鬼。背中に竜を従え、海を行き交う船を眺めている。