JR吉備津駅はJR桃太郎線の無人駅じゃ。規模は小さいけど歴史は古く、明治37年(1904)中国鉄道開通時に設置されたんよ。しかも周辺は、おとぎ話『桃太郎』のもとになった『温羅(うら)伝説』の舞台・吉備国(きびのくに)。かつて真金(まがね)と呼ばれた地でなぁ、真金=鉄を表す言葉で『古今和歌集』には「真金吹く 吉備の中山 帯にせる 細谷川の音のさやけさ」という歌もあるんじゃ。ここから吉備の中山、温羅伝説ゆかりの吉備津神社までは約700mじゃ。
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吉備津彦
吉備津駅周辺に生息し、桃太郎伝説の吉備津彦命の魂を吸収した正義感の強い鬼。