岡山県は昭和40年代後半から県東部の勝英地域を中心に、水田の転作作物として作州黒という品種名の黒大豆を導入。栽培に手間暇がかかり、収量の少ない黒大豆品種を“おかやま黒まめ”の名で産地化を進め、現在では日本一の作付面積を誇っておる。粒が丸く、とても大粒で、深い甘みとコクがあり、もちもちの食感が楽しめるんじゃ。10月下旬から11月上旬にかけては、若いさやの状態で収穫した黒大豆枝豆を求める買い物客でにぎわう。
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作州黒っ子
気づくと黒光りする大粒の頭を揺らしながら足元にまとわりついている人懐っこい鬼。