昔むかし、江戸時代末期に一軒の「きびだんご屋」として、廣榮堂はスタートしたんじゃ。それから160年あまり、廣榮堂は創業の地・岡山で和菓子とその文化を発信し続けておるんよ。廣榮堂倉敷雄鶏（ゆうけい）店は倉敷美観地区内にあるんよ。店舗は倉敷美観地区に昔からあった歴史ある建物で、柱や梁を残して新しい店舗に改装されたそうな。屋根には「雄鶏店」の名前の由来になった風見鶏があって、倉敷美観地区のランドマークにもなっとるから、外国人観光客にも人気なんよ。和菓子の販売だけじゃなく、店内には“刻（とき）の美術館”というコンセプトのもと、いろんなアート作品が展示されとんよ。倉敷雄鶏店にしかないロング調布は食べ歩きにおすすめじゃ。それから、期間限定で「きびだんごパフェ」や大原美術館の名画をモチーフに作られたオリジナルスイーツも楽しめるんじゃ。