地方に居ながら世界を相手に仕事ができることを証明し、若者に伝えたい。
  • VFXデザイナーPato Pires Fabio Wilsonさん
  • WEBデザイナー三村 絵美さん
Fabioさんはポルトガル生まれ。ハリウッド映画のCG合成など映像加工を手掛ける。3人の子どもを夫婦の故国で育て、ルーツを伝えたい。「ニューヨーク生活に区切りをつけ、まずは日本で暮らそう」と8市町村を下見していく途中で和気町を気に入り、移住。
 和気の町営住宅でハリウッドの仕事をする。公開中の「スパイダーマン」最新作の映像加工も手掛けた。地方に居てもパソコンとインターネットでグローバルなビジネスができる。それを自分が証明したい。若者に伝えて自信を持ってもらいたい。絵美さんとの共同作業で備前焼を世界に紹介するウェブサイトを立ち上げたのも、同じ思いからだ。
 世界から見た日本は「礼儀正しく、おもてなしの心と独自の優れた文化を持つ国」。和気を選んだのは、美しい自然と温暖な気候、自然災害の少なさ、それに移住者に対する受け入れ態勢が整っていたから。誰とでもすぐに仲良くなれる性格で、英語が通じないお年寄りとも笑顔とあいさつとボディランゲージで、その場で親しくなるという。和気に住んで発見した新たな価値がある。それは人生をポジティブに生きる年配者の姿。農業をしたり、地域の奉仕活動をしたり、健康のために仲間と連れ立って散歩したり。「欧米では余生は旅行かゴルフか自宅でのパーティーか。生産的なことはあまりしない。人生の後半にどうあるべきか、自分はとても影響を受けた」と語る。「日本の若者は都会に出る前にまず地方で、人生の先輩の暮らし方を学んでほしい。世界が高齢社会を迎えるなか、日本の高齢者の生き方は世界に発信する価値がある」と力を込めた。
スイーツづくりもFabioさんの趣味
移住理由
コミュニティの規模と良さが気に入った
岡山のここが好き

①自然が美しい。特に夕日

②みんな温かく親切

③移住者に対してオープンマインド

Pato Pires Fabio Wilson & EMI MIMURA
岡山たからもん
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