ここは、「ジャパンレッド」発祥の地~弁柄(べんがら)と銅(あかがね)の町・備中吹屋~として日本遺産の認定を受けた高梁市成羽町の吹屋地区じゃ。標高約500mの高原上に忽然と出現する「赤い町並み」。商家たちがつくった街並みから当時の繁栄ぶりと、時代の移ろいに思いを馳せることができるノスタルジックな空間じゃ。吹屋で生産された弁柄は全国に流通し、社寺などの建築や九谷焼・伊万里焼や輪島塗等、日本を代表する工芸品を鮮やかに彩ったんじゃよ。富を得た商人たちは赤い瓦と弁柄で彩色された格子で家々を飾り、今も残る町並みは、独特の景観を醸し出し、訪れる多くの人々を魅了しとるんよ。散策、買い物、御食事処、ベンガラ染体験など楽しめるスポットも満載じゃ。
131
ベンガラ虎
弁柄色をした虎で一見、強面そうに見えるが、ダジャレ好きなお茶目な鬼。