日本遺産「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~ 【矢喰宮(やぐいのみや)】 吉備津彦命(きびつひこのみこと)の放った矢と温羅(うら)の投げた巨石がぶつかって落ちた場所という伝説が残る神社じゃ。 温羅伝説では、命(みこと)が2本の矢を同時に放ち、1本は温羅の投げた岩に当たり、もう1本は温羅の目に命中。矢と岩が落下した場所に祀られたのがこの「矢喰宮」じゃ。境内には、温羅が投げ飛ばしたとされるいくつかの巨石と、吉備津彦命が射た矢が根付いたとされる竹が生えとるんじゃ。
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矢喰坊
矢を口にくわえたしかめっ面で、近寄ってくる人に禅問答を投げかけてくる。