日本遺産「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~ 【白山神社(はくさんじんじゃ)の首塚】 桃太郎伝説の起源とされる吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅(うら)の戦い。激戦の末に吉備津彦命に討ち取られた温羅は、その首をはねられ、串に刺されて晒されたと伝えられ、このことが、現在の岡山市北区首部(こうべ)の地名の由来とも言われとるんじゃ。 この白山神社の境内には、高さ2mほどの盛土があり、温羅の首を晒した場所、首塚と伝えられとるんじゃ。晒された温羅の首は夜になるとうなり声をあげ、それが何年も続き、村人たちが気味悪がったため、吉備津彦命は温羅の首を吉備津神社へ移し、かまどの下、地中深くに埋めたんじゃ。これがかまどで火を炊き、釜のなる音で吉凶禍福を占う「鳴釜神事(なるかまのしんじ)」の起源とされとるんじゃ。
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構え獅子丸
お尻を上げたポーズでいつも臨戦態勢の構えをしている割に、おとなしい性格。