早島(はやしま)町は、畳やござなどの原料「い草」の産地として古くから栄えたんじゃ。「いかしの舎」は、畳表や経糸(たていと)の問屋だった旧家を改修した文化施設で、明治末期の建物じゃ。伝統的ななまこ壁と甍(いらか)が美しい重厚な蔵、風格ある母屋や茶室など、早島の歴史的な家屋の姿をよく残しとってなぁ、展示会や結婚式、コスプレイベントなど幅広い活動に利用されるんよ。併設の喫茶では庭を見ながらのんびりと、おいしい食事やスイーツ、飲み物を味わってな。
32
いぐさ童
畳があるところに好んで現れて、人がすることを見てはケラケラと笑っている。